「はっ…!」

私は、飛び起きた。

8:00……。遅刻確実だ。

「もう、休もうかな…。」


悩んでいると…

――ピーンポーン

チャイムが鳴る。


「夢璃ー!?待ってるわよー!」

起こしてくれなかったのそっちでしょ…?

「夢璃、早くー!遅れるじゃんっ!」

愁君ですか……。


結局、休むわけにはいかず…。

「ちょっと、待ってー。」

私は、急いで着替えて洗面所に向かった。

そして、三分で準備が終わった。


我ながらすごいと思う。

私も、やれば出来るんだ。


階段を下りると、お母さんと愁君が楽しそうに話していた。