――夢璃――

高校2年生になったばかりの私。


しかし、現在困った事がある。


それは……、

「おはよー。今日もギリギリだね。」

そう。私が、遅くとも早くともっ!!


玄関を開けると、お出迎えしてくるこの後輩。


坂上 愁二 サカウエ シュウジ

茶髪に大きな目に整った顔立ち。
私が見ても、やっぱり格好いいとは思う。

私が高校2年生になってから、入学してきた一個下の幼なじみ。

私につきまとってくるのです。


中学も一緒に登校してたんだけど…。
高校は、さすがに避けたいところ。

付き合ってるとか、噂まで流されたりしてる。

いい迷惑だよ。