それはそれは…、今日の朝の事でした。

―――――――

ドアを開ける。


と、その同時に…、

「夢璃ー♪」

私の名前を呼んで抱きついてくる。

「離れて。」

私は言った。

「嫌だっ!」

不敵な笑みを浮かべて、反抗してくる。


「じゃぁ、どうやって歩けって言うの。」

「歩かないでよっ!」

「………はぃ?」

………この子大丈夫ですか?


「夢璃は、学校に行きたいのー!」

私は、言った。

「夢璃可愛い。」

「どうでもいいから、早く離れてー!」

人目が気になって仕方なかった。


「ねぇ、夢璃っ!
俺、今度の土曜日、部活休みなんだっ!」

愁君が嬉しそうに言う。