「夢璃ちゃん。その手、何…?」

俺は聞いた。

「あぁっ!

智希が、カップル気分になりたいとか
変な事言って、繋ぐ事になったのっ!」

夢璃が言った。

「夢璃、それ秘密にしとけって
言ったの聞いてなかった…!?」

智希先輩が言った。

…バカだ。

「えっ…?そうだっけ!?」

夢璃が言う。

「いいのよ、夢璃。
そのかわり、最後にっ…!」

智希先輩は、
そう言って夢璃を抱きしめた。

「えっ……。さっき屋上でだ…」

夢璃が何かを言おうとしたら、

「夢ー璃っ!
それは、禁句っ…!!」

智希先輩がさえぎった。

「これも言っちゃダメって言った…!?」

夢璃が言う。

「なにしてんの…。」

俺が言った。

なんか、イライラしてきた。