―ある日の学校― 「はぁー…。」 大きいため息をついた。 「どうしたのっ!大丈夫?」 「ため息とか、夢璃らしくないぜっ!?」 智希が大袈裟に、心配する。 大丈夫じゃない。全然大丈夫じゃない。 「はぁー。」 また、大きいため息をついた。