――智希――

あっという間に、昼休み。

「は、るかさん…。
俺は、どう…、す、れば…。」

告白というのに、
何にも考えてなかった俺。

「どうすればって…。告るのよ?
そこにいるから呼べばいいじゃない。」

遥香が言う。

夢璃が松山と話している。

…何とかなる、よな?

「夢璃さん。

話があるんですけど…、
お時間頂けないでしょうか。」

何やってんだ俺は…。

「だっ…大丈夫?
どっか、具合悪い!?」

夢璃が焦って言う。

そんな所も好きだよ、夢璃っ!

「大丈夫っ!
それより、夢璃早く来いよ…!」

俺は、言った。

なんか、いつもどうりになってきた。

「話だったね。うん。」

そう言って、席を立つ夢璃。

ひそかにガッツポーズする俺。

「ガッツポーズしてるしー!」

遥香が爆笑…。

「あの…、空気読んでもらえません?」

俺は言った。