――愁二――


「ただいまー。」

「お帰りー。お食事はどうでしたか?」

兄ちゃんが聞いてきた。


「夢璃、超可愛いよね。」

俺が言った。

「あぁ。」

なんだよ、その返事…。


「明日も、夢璃と遊ぶからもう寝る。」

「へいへい。お休みー。」

兄ちゃんが言った。



わくわくしていた。


明日のデートが、あいつらに邪魔されるとも知らず…。