――遥香――

今日の事を全て聞いた。


「愁二君って、夢璃の事が大好きなんだろうな。」


それに、気づかないのが夢璃なのよね!


「あの子、鈍感だし。」

なんて、独り言を言っていた。


夢璃は、きっと。

未だに智希と愁二君が、夢璃の事好きだと気づいてないはず。


もう、ドが付くほど鈍感だから。


……良いことを思いついた。

もっと、遊園地が楽しくなる方法。



――――――

「まじでっ!?分かったー。」

「了解ー…。」


あぁー。明日は、楽しくなりそう。

明日を楽しみにしながら眠りについた。