それから何分くらい経っただろうか。

もしくは何時間?


空はさっきよりも暗くなりつつあった。


「いい加減、泣き、止まない、と…ヒック」

「泣いたらブスになっちゃうよ」

「!?」


その声は後ろから聞こえて、昨日聞いたけど、なんか…懐かしかった。

「うる、さい…。グスッ、てかど、うしたの、その怪、我」

「とりあえず泣き止まないと」


そう言って苦笑いした後頭を撫でた。

……撫でてくれたのが正しいかな。