そう思ってる私も残酷でしょうか。

いつもは神様なんていないと思ってる私への罰でしょうか。


この時だけ神様にお願いしたからでしょうか。


それなら謝ります。

ごめんなさい。


だから…今ならまだ間に合うから……嘘って言って。


「この場所は誰にも教えません。もちろん、紅蜘蛛のみんなにも。場所も、みなさんの事も」


最後に「桜楽ちゃんごめんね」とだけ言って倉庫から出ていった。