…気がつくと私は暗闇の中にいた。 「どこ…?」 上も右も左も分からない所。 あるのは自分が座り込んでいる地面だけ。 身動きが取れない場所で不安に駆られる。 「…怖い…誰か……」 呼んでも、叫んでも虚しく響くだけの自分の声。