「え……」
上を見上げると拓也が目の前にいた。
笑顔だけど、今の状況にとっても釣り合わないからすごくこわい…。
それに笑顔だけど、口元は少しひきつっているし、目が笑ってないから安心できない。
朝まで、信用していた人なのに、今では信用するどころか、嫌悪感や恐怖そのものに感じ取れる。
「…あ~いかちゃ~ん?」
こわい…こんなの拓也じゃない…
私が口を聞けないでいると拓也は
「…まぁ、どんな理由であろうと…」
頭に激痛が走る。
持ち上げられているのだ。
髪を掴まれて。
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