キーンコーンカーンコーン
4時間目の終わりを告げるチャイムが鳴る。
昼食の時間だ。
みんなは仲の良い子同士で固まっているけど、私にそんな仲の友達はいない。
私はお弁当を持ってトイレへ向かった。
―ガチャリ
個室に入り便器の蓋の上に座る。
いわゆる便所飯。
これもまたいつものこと。
お弁当を開けてもくもくと食べていると、外から声が聞こえてきた。
「やばいんだけどーっ!このトイレまじ臭いー!!」
「本当だよねぇー!どうしてこんな臭いんだろー!」
…これは、まずい。
ザパァー!!ガンッ!
…やっぱり。
水をかけられた。
ついでにバケツも降ってきたし。
頭に当たって痛い…。