春風が吹く季節。
朝早い学校。
2年5組廊下側の一番後ろ、ただ一つ汚れた机。
そこが私の席。
ゴシゴシと机を擦る。
こんなのいつものこと。
もう慣れた。
いつも同じことの繰り返し。
その度に落ちなかった汚れによって机は黒くなっていく。
落としたってどうせまた書かれるから意味ないんだけどね。
でも、やられっぱなしはなんか悔しくて。
「…このくらいでいいや」
もうこれ以上落ちないし。
手も雑巾も真っ黒。
もうすぐみんなが学校に来る時間だ…。
朝早い学校。
2年5組廊下側の一番後ろ、ただ一つ汚れた机。
そこが私の席。
ゴシゴシと机を擦る。
こんなのいつものこと。
もう慣れた。
いつも同じことの繰り返し。
その度に落ちなかった汚れによって机は黒くなっていく。
落としたってどうせまた書かれるから意味ないんだけどね。
でも、やられっぱなしはなんか悔しくて。
「…このくらいでいいや」
もうこれ以上落ちないし。
手も雑巾も真っ黒。
もうすぐみんなが学校に来る時間だ…。