愛してる。とか言わないで

試合じゃなくて、楓を見てしまう…



普段見せない顔に、なぜか胸が熱くなる。



何これ…



自分でもわからない正体不明な感情に、心拍数も上がる。



なんかよくわからないけど、ちょっと頑張れそうな気がする…



私は走る楓を目で追いながらそう感じた。



朝のことがあるし、顔を合わせるのも恥ずかしくて、試合終了後も楓に会わずにこっそり帰ることにした。



帰り道は、すっかり心が軽くなっていた。



月曜日は…ちゃんと学校に行こう。



そう心に決めた。