愛してる。とか言わないで

新学期。



学校へ行けば友也に会える…



でも一体どんな顔して?



私は重い足取りで学校へ向かった。



ただ好きな人ともっと近づきたい…



それだけだった。



でも、これじゃ付き合う前よりずっと遠いよ…



「はぁ…」



これで何度目のため息だろう…



「莉子!」



思いっきり背中を叩いたのは…



「那美…」



那美は同じクラスの友達。


「元気ないけど大丈夫?友也先輩となんかあった?」


相変わらず勘だけはいい。


夏休みの出来事を話しながら涙ぐむ私に、那美はハンカチを渡してくれた。



「大丈夫?でも、その亜美佳さん…?かわいそうだけど、なんで元カレの友也先輩にそんなに頼ってくるんだろうね。変だよね…」



友也に異常に頼る亜美佳さん…



それに応えようとする友也…



「私なら最初の時点で、納得いくまで聞くけどね…。でも、それができないのが莉子だもんね」



那美は私の肩を抱いた。