愛してる。とか言わないで

「莉子のことちゃんと好きなら、どんな莉子でも受け止めてくれるよ…きっと」


楓は私の頭をなでながら言った。




次の日、友也が私の家にやって来た。



「莉子の部屋、初めてだよな…」



友也は緊張した様子で私の部屋にちょこんと座っていた。



「うちは共働きだから、昼間は誰もいないの…。だから、そんなにかしこまらなくて大丈夫だよ?」



笑う私の言葉に友也は少し安心した様子だった。



「この前は…ごめん」



「いいの…気にしてないし…。それより、亜美佳さんは大丈夫だった?」



友也の隣に座って初めて友也の顔のあざに気づいた。


「友也…このあざどうしたの?唇も切れてるし」



友也の顔に触れると、その手を友也が握った。