愛してる。とか言わないで

「だからって…ここで毎日グータラするな!」



楓の部屋にお菓子をごっそり持ち込んで残り1週間となった夏休みを過ごしている。



「いいじゃん…別に」



私はマンガを読みながら答えた。



「自分の家でグータラすればいいだろ…すぐそこなんだから」



窓の外の私の家を指差した。


私と楓はお向かいさんで、私達が1歳の時に楓がここに越して来たらしい。



それからはずっと一緒。



「一人でいると嫌なことばっかり考えてしまうんだもん」



お菓子を食べながら言った。


「太るぞ」



楓の一言で私の手が止まった。



そんな私を見て、楓はため息をついた。