愛してる。とか言わないで

海は平日と言えども、人で溢れ返っていた。



何が悲しくて、楓にビキニを披露しなくちゃいけないのだろう…


そう思いながら着替えに行った楓を待っていた。



「ねぇねぇ」



振り返ると見知らぬ男…



「おっ。かわいいじゃん」


3人の、ちょっと年上な感じの男の人が話しかけて来た。


ナンパ…?



「俺らと一緒に遊ぼうよ」


よく日焼けした人が白い歯を見せながら言った。



「いえ、あの…一緒に来た人を待ってるんで」



そう言うと、



「あ、友達?じゃあ友達も一緒にみんなでさぁ…」



3人の視線が私の後ろへ向いたので、私も後ろを振り返ろうとした時…



「お兄さん達、俺は一緒に遊ぶ気はないんだけど…」


そう言って、私の肩を抱き寄せたのは…



「楓…」