愛してる。とか言わないで

私の反応を見て、


「悪くはないでしょ?」


莉子が言った。



悪くないけど…



遊んでそうな感じでもないし、健全に高校生活を送ってそうな…



爽やかそうな人。



「あ、振り向いた」



莉子と私は慌てて、バタバタと自分のクラスに戻った。



放課後。



また伸吾がやって来た。



「あの、田中…」



私に声をかけてきた。

いや、なんかドキドキする。


「何…?」



変な緊張感で顔がひきつる。



「ちょっといい…?」



呼び出されました。


伸吾の後ろをついて行くと、3年の先輩が立っていた。


「え…」



私は状況がよく掴めないまま立ちつくした。