愛してる。とか言わないで

俺は、亜美佳からの電話が減ったことで莉子のことを考える時間が増えた。



毎日非常階段に行ってみるが、莉子の姿はなかった。


こんなにも姿を見ないのは逆に変だと感じ出した頃、非常階段で座る莉子を見つけた。



声をかけた俺の顔を見て、莉子は慌てている。


慌てる顔、気まずそうな表情。


やっぱり顔を見てしまうと、距離なんて置いてられなくなる。



莉子に触れたい。



莉子の笑顔が見たい。



莉子と一緒にいたい…