愛してる。とか言わないで

莉子の家に行くと、やっぱり親はいなくて、莉子一人だった。



内心ホッとした。



莉子が前、映画に行きたがっていたことを思い出し、俺は映画に誘うことにした。



だけど…莉子は全く話にのってこない。



変だな…と思いかけた時、


「友也…ごめん」



うつ向いたままの莉子を見ながら、俺は当然、



「何が?」



と聞いた。



「亜美佳さんから電話あったの。私、切っちゃった…ごめんなさい…亜美佳さん助けてって…言ってて…でもまた友也が行っちゃうって思ったら…」



亜美佳から…?



ヤバい…だってあいつ…



「なんでそんなこと…もっと早く言えよ!!」



怒鳴った俺に、莉子は泣きながら謝り続けた。