キスに秘められた大粒の涙

「ちょっと起きなさいよ」


私は、晃を起こす為に
眠気覚ましのビンタを一発食らわした。


うわっと、驚いた拍子に
勢いよく晃が、ベットから飛び上がった。

まるで、悪夢から目覚めたみたいに…


「いってぇな」


頬を押さえながら、そう言った晃。


「痛いって、今言ってる場合じゃないよ!
何で晃が私の部屋に居るの?」


「はぁ?
意味わかんねぇ
つか、鈴こそ何でここにいんの?」


何何?
まだ寝ぼけてるのかなぁー
もう一発ビンタしようかな…
まぁ、ここは一つ我慢我慢。


「ここ私の部屋なんですけど!!
このお姫様ベットが私の部屋だって、何よりの証拠」


「うわぁーーー!!!」


あぁ、ビックリした。
いきなり悲鳴あげないでよ。




も、もしかして晃
そっち系の人だったの?