キスに秘められた大粒の涙

「やっと来たんだよ!晃」


「そうだな
俺達幸せになれるかな?」


「信じよう!お互い信じようよ!!」


「だな
鈴手出してくれ」


「うん!!」


私達は手を繋いで桜道を渡る。

渡っている最中、舞い降りる桜の花びらがいとおしかった


このまま散らないでほしいって。


桜道を渡りきり、大きな桜の木を見つけると
私達はお互いを見つめ合う。


「とうとうここまで来たんだな」


「そうだよ、晃」


「鈴、愛してる」


そう言うと、お互い体が次第に熱くなり
濃厚なキスを交わした。


濃厚なキスを交わしている時、小さい音だけど
微かな笛の音が聞こえた。



私達歓迎されたんだね!!!


ずっと幸せになれるんだね!!!