私はその後、晃に言われた通りお風呂に入り、ゆっくり体を温めて上がった。


お風呂に入っている時…
色々な事を考えていたよ。


晃と過ごした時間は、少なかったけど
大きな存在だったんだな~って。


私は、幼い頃の記憶をまだ思い出せないまま失っているけど、晃はそれを全て知っているんだよね…


私が思い出したくても思い出せない、あの楽しかった頃の記憶が___



私思うんだ。
あの温かった時間を今私の手によって、本当に取り戻せないかなって。



桜道の手を借りなくたって、私達はずっと永遠に幸せになれると信じてる。





だって現に私にとって

とてもかけがえのない存在で、本当に本当に、心の底から愛してるから。