そう心の中で呟いていた時…
誰かの手によって、屋上の扉が開けられた。


扉の部分だけが、一直線に光輝いていて
まさに神様の到来かと思った。


私が今見ている光景そのものが、幻でも見ているかのように。



突然こっちを向いて走り出してくる人。


え、えっと。



私を助けて下さるのですか?