キスに秘められた大粒の涙

「晃、ありがとう」


「これくらい男として当然だ」


きっぱり断言した晃が、勇ましくて、一段とかっこよかった。


ふわわわぁ。

一気に私を襲ってきた睡魔。

次第に眠くなっていく………。



風がとても心地よくて、一吹きする度に
私の前髪をなびかせた。


太陽を浴びているから、まさに日向ごっこしている感覚。


温度差も的確で、お昼寝日和には持ってこいの最適なんだから。



だから…
晃には私が寝たからって、文句は言わせないよ。