キスに秘められた大粒の涙

「えっ?どんな狙い?」


「うーん、そうだなぁー
赤面してる隙にキスするとか?」


「それ、当の本人の前で言ったら、意味ないでしょ!!」


「それを鈴が言わせたんだろ」


「そうだよね
ごめん」


「そんなことはどうでもいいから、早く横になれよ
俺が腕枕してやる」


「ではお言葉に甘えて」



私も晃を真似して、大雑把に足を広げて寝転んだ。

私が寝転ぶと同時に、頭が地面にぶつからないようにと
優しく腕枕してくれている。






晃は本当に優しいんだね。