キスに秘められた大粒の涙

「どうした鈴?
やっぱり怖いのか?」


愛くるしい瞳を…
私に向けてくる晃を見たら、もう何もかもがどうでも良くなった。



「ううん
むしろ早く行こ!!」


「じゃあー行くか!!」




大自然の青空の下で、両手を広げながら走り回る。

幼児がおもちゃの車をぶーんぶーんするかのように…


疲れきった私達は、そのまま野原でお昼寝。



何かを壊すかのように、雷鳴とともに突然雨が降った。


大粒の雨が…


私達の今いる立ち位置は………




大自然の青空の下にいるのかもしれない。