どっちの後ろって……何?
まず、何に乗るの?
「祥の後ろは……危ねぇだろ?」
「焔に言われたくないなぁ~。それに、女の子乗せる時は僕ちょー安全運転だし?女の子に怪我させたら大変だしね。まぁ、僕はちゃんと責任取るよ?あっ……もしかして、後ろから瑚琴ちゃんにギューってされたいんだ!!焔のむっつり~」
なんかもう……銀髪くんが金髪くんを弄って楽しんでるようにしか見えないんだけど……私は。
「……はぁっ!?ちげーし!!てか、お前責任取るとか言っていま何人責任取る約束してんだよ!!」
いきなり大声を出す隣にいる人に驚いて肩を揺らす。
銀髪くんは、なんともないらしく笑みを崩さなかった。
「あれ~、違うの?じゃあ、僕の後ろでいいね!!ギューってされたいから、僕。ん?この両手じゃ数え切れない程かな」
私は、銀髪くんの後ろに乗る事が決定したみたい。
自転車の後ろとかかな?
あれ……でも、ヤンキーって自転車乗るのかな?
「勝手にしろよ!!もう、一夫多妻制じゃねぇーんだよ!!」
「一夫多妻って言葉良く知ってたね、焔。とりあえずさ、早く行こうよ」
「言われなくとも行くわ!!」
金髪くんは、何キレてるのかな?
多分、銀髪くんのことだろうけど。
「……ちょっと、焔!!その手のままじゃ瑚琴ちゃん連れてかれちゃうじゃん」
「……っうっせぇ!!」
「……えっ!?……ったぁ……」
銀髪くんに私の手を掴んでいる手を指摘されて投げ捨てるように乱暴に手を離されて体がよろけて、何か硬いものに後頭部をぶつけて何か細長いものが腰に回る。

