「なんだ、あいつらに何も言われてないわけか……この子猫ちゃんは。俺は、黒野 諒(クロノ リョウ)」
子猫ちゃんって……私のこと?
部屋が暗いからよくわからないけど……なんだかすごく綺麗な顔をしていることがわかった。
黒野……諒……。
やっぱり、さっき銀髪くんが言ってた名前と同じだ……。
「……で、子猫ちゃんの名前は?」
「…………」
絶対……言いたくない。
私が口を閉ざして睨んでいると口角を上げて何故か笑っていた。
「言わないなら……いいけど。俺さ、女に吐かれるなんて初めてだったんだよな」
「…………っ、それは……謝ります」
何故か私の方にジワジワと近寄ってくる黒野さん。
後ろに下がるけど……もう下がれないとこまで追い詰められてしまった。
「ちゃんと、責任とってもらわなきゃな……謝るだけで俺の気が鎮まるとでも?」
「…………えっ!?」
私の足に手で触れる黒野さんにも驚いたが、自分の足元を見てそっちの方に驚いてしまった。
だって……私、スカート履いてたよね?
ワイシャツが誰のかは知らないけど大きかったお陰で下着は隠れていたがスカートという物がなくなっていた。
「大丈夫、服を変えただけで下着はまだ脱がせてないから」
大丈夫って何?
てか、"まだ"って言った……。
「や、やめて下さい……」
「止めないけど?だって、俺への土産ってのはこうゆうことするための女のことだしな」
「……っ!?」
私は腕を引っ張られてベッドの元の位置に逆戻りさせられて天井が見えていた視界には私に馬乗りをしている黒野さんが映っていた。

