「……あぁ、お前が新しい俺への土産?」
すごく甘ったるい匂いとお酒の匂いが混ざりあっていて吐きそうな部屋。
ソファーに酒がはいっているであろう瓶をそのまま口を付けて飲んでいる男とその傍らには大量の露出がすごい女の人たち。
「……ち、ちが……っ」
土産って……こうゆうことなわけ?
諒って……この人の事なんだ。
「なに、怯えてんだよ?そんなとこいないでこっち来いよ、俺の新しい子猫ちゃん」
瓶をガラスのテーブルの上に置くとソファーから立って私の方に歩いてくる。
嫌だ……。
酒と女の人が使う香水の甘ったるい匂いを纏わって……。
「……ほら、掴まえた。……ん?」
「っう……うえっ……」
黒髪の銀メッシュの髪の男が私の前にしゃがみ込んで抱きしめてきたと同時に匂いに耐えきれなくて……私は男の服に吐いてしまった。
幸いな事に昨日からご飯を食べてないせいか胃液しか吐き出されなかった。
やばい……殺されるかも。
女の人たちの鼓膜が破れそうなほどの高い声が耳に響く。
私の意識は……だんだんと薄れていっていた――。

