俺は屋台に向き直り、たこ焼きを買った。 そんなことをしばらく続けていると。 「ppppp」 ふと携帯が鳴り、ディスプレイを見ると「幸樹」だった。 「もしもし?」 『あ、日奈多か?』 「おう、どうした?」 『ははっ、やっぱちげーな。お前誰だ』 「は?」 幸樹は、急に変なことをいう。