「うん」 あたし達は教室を出て、校庭に向かった。 まだ一般の人がちらほらいる。 「じゃ、俺あっち探してくる!」 「お願い!」 幸樹と香奈は中庭の方を探しに行って、あたしは、出店の方を探した。 「日奈多ー?」 どこ行ったんだろう。 接客の時は普通にいたのに。 「―――――」 「―――――――」