凛ちゃん…恐るべし…

今は休み時間。

「てことで、この前の中華の
 延長戦やりまーす☆」

「随分と急だな」

雅也くんが眉毛をすこし下げ、言った。

「ま、毎回テストは俺勝ってるし。
 今回も楽勝だな…(笑)」

なんてナルシストなのでしょう…。

ま、実際頭いいんですけど…。

そこがまた、色々とカチーンと…

「はいはーい!隼人くんも自信満々だけど
 今回は分かんないよ?
 いつも、あんま点数変わんないし、
 なんたって、めいをかけてるんだから!!」

凛ちゃん…
は、恥ずかしいよぉ…

凛ちゃんが堂々とそんなこと言うから、
恥ずかしがってる私がおかしいみたいだ。

だから
私は恥ずがしがってるのがばれないように、
普通の表情を保っていた。