「…遅い!」 凛ちゃんが耐えきれず、叫んだ。 今は男子二人と待ち合わせしている場所、 駅の前にいる。 しかし、今はまだ待ち合わせ時間の1時間前。 遅いというより、いるはずがない。 「でも…まぁ、1時間前だからいるわけ…」 「いんや!普通男子は1時間前に 来ないとダメなのよ!」 「はぁ…」 本当はこんなはずじゃなかった… 時間は10分前にさかのぼる。