そしたら
森川のやつ…

めいを、お姫さまだっこなんてしやがった。

「な。あいつなにして…」

つい声が漏れてしまって、あわてて回りをみる
…聞かれてねぇか?

まわりの見てたやつも
「いいな」「軽そう」「俺もしたいな~」
なんてほざいてやがる。

っち。

でも俺は、森川にお姫さまだっこしてもらいながら、保健室に向かうめいを見ていることしかできなかった。

俺にできることは…

は!

華凛ちゃん!

あいつはきっと目が覚めたら
華凛ちゃんが隣にいないとな。

その後俺は華凛ちゃんを捜しにいき、
その事を言ったら

「うそ…。ちょ、この仕事お願い」

といい、すっ飛んでいった。

なんで俺が助けられなかった…?

 
           ~隼人said終わり~