「翔くん。変なこと言わないでよ」


「一ノ瀬さんって彼氏いたんだ……なんかごめん」


ちょ。そんな顔しないでよ…


「違うよ。私は彼氏いないしよ!!」


なんで私こんなに必死に言い訳してるんだろ?


「そうなんだ。よかった!じゃあ今日は翔くんも一緒に映画見ようか」


「はぁ?俺は今から"2人きりで"蘭とデートするんだよ!!」


「キャッ」


翔くんに腕を引っ張られて翔くんに抱きしめられた


「翔くん。や、やめて……」


く、苦しい……


意識を失いかけたその時急に楽になった



「き、如月くん…?ちょ。え?」



如月くんは私の手を握て走りだした。



「待てぇぇぇぇ!!」



「如月くん!……大丈夫?」



翔くんが追いかけてきてないことを確認して止った


「あ、あの…手を…」



ずっと握られたままだと恥ずかしい



「ごめん。ちょっとこのままでいてい?」



「う、うん。本当に大丈夫?」


さっきから如月くんの様子が変だよね……


「なんか今一ノ瀬さんが翔くんに抱きしめられてるとこ見たら急にムカついて…ごめん。もう大丈夫!」


「じゃあ、映画見に行こっか」



「そうだね」