ふわふわのベット────



など与えられる訳もなく、あたしはリビングのソファーで起床。



居候生活を開始してしまったあたし達に降りかかって来た問題は



1LDKの唯一の個室の部屋をどちらが使うのかと言うこと。




当然────





『俺だろ』





という彼の一言によって、あたしの寝室は1LDKのLの部分。



Living room となっていた。



「嫌だよ、あたしも個室が欲しいよ。

だって女の子だもん」



っていうあたしの主張も



「お前を女としてみてないから全く問題ない」



という、奴の言葉で水に流されてしまった。