危ない男子ども!!

「イケてる メンズさん…」
「ぶはっ!!」
首を傾げてそう言うと、優しそうな男さんが爆笑しだした。
…全然名前わかんない。
ドアから飛び出てきたことに驚いたからかな…?
「…っく…花那ちゃ…おもしろいね…っ…ふ」
…笑いすぎだよ。
「名前覚えてくれてないのかぁ…。でも、イケてる メンズなんて思ってくれてるとは…」
「…僕の名前も覚えてないの…?」
可愛い男さんの上目使い…!!
私よりちょっと身長が低い可愛い男さん。
すっっっごい可愛い。
でも…
「すいません…。覚えて…ないです…」
「…やっぱりな。たいして可愛くねぇくせに頭も悪ぃのかよ」
…おぉっと…がまんがまん。
「次こそ覚えますからっ!!」
「しょうがねぇなぁー…。これで最後だからな…」