テレビをつけながらソファー身を投げると、背負っていたリュックに顔を埋めて、赤ん坊のように丸まった。



サミシイ
コワイ
タスケテ
ドウシテ




洪水のように湧き出る感情を抑えきれず、それをせき止めるように強い力でリュックに顔を押し付ける。


言ってしまったら、終わりだと思った。

言葉にするということは、認めて受け入れるということだ。


認めたくないから知らん顔をして、傷つけられたくないから平気な振りをした。


『馬鹿だね』


知ってる、と。
記憶のなかの声に応えた。