廊下を渡る途中目に入った窓からの景色、雨は止んでいて夕暮れ時…

野球の人やサッカー部の人が「お疲れ様でしたー！」と挨拶をしていた。




もう…帰る時間だもんね…


そう見てる間に、教室について僕はガラッと扉を開いた。


そこには案の定二人がいた。



「奈央～帰るよ？」

「はぁ？あんた日直だっつんてんでしょ！」

殴られる修哉と怒ってる奈央に



「修哉…いいよ帰って僕がしとくから」

そう言ってそこにあった黒板消しで黒板を消す。


これ以上つらい言葉を聞くくらいなら、最初から聞かなければいい、



そうしてると部活が終わったのか優斗が教室の前に居て僕を見て




「じゃあ俺が…「いいよ？僕がやるし？これやんなかったら僕が怒られるからね」」


そう言って隣に来て始めた修哉…


よかったのに…帰っても


このままじゃ雰囲気悪い



「じゃあ！優斗帰るっぞ」


そう無理やり連れて行った優斗…


ごめん……優斗



そう優斗を見ていた僕に




「なぁーにぼーとしてるの？」

そう話しかけて僕にニコッと微笑んだ



「えっ…あっ…ごめん」

そういう返事しかできなくて






「いいよ？」


そう微笑んだ




あぁ…やっぱり…忘れられない


そう思ってしまった。






「じゃあ終わったし…「じゃっじゃあね修哉…」…」


そのまま僕は目を合わせないように教室を後にした





早くいかないと……修哉嫌だろうし、



そのまま靴をもって急いで出ようとした僕の腕を掴んだ。



振り返ると修哉がいて





「なんで同じ方向なのに別に帰るの？しかも隣でしょ？家」



そう言われた




「……うん」


そのまま修哉と帰ることになり



帰り道を二人で歩いた。