-あの時は、思っても見なかった。
私のしたことが、私の楽しみを奪うなんて。

小学4年生の秋、私は、親から受験することを進められていた。おかげで毎日塾通いだった。
しかも、塾を1日だけでいいから、休ませてほしいといっても、聞き入れてくれなかった。そのせいで、私の心はズタズタに切り裂かれていた。昔、いじめられていたこともあり、人間関係が上手く出来ていなかった。その上、親からのプレッシャーで仲良しの友達にも、きつくあたっていた。受験せずに、そのまま中学へ上がる友達に腹が立っていた。私の学校は、私立で、中学へ受験をせずに、上がることができる。