バッドエンドの物語。




思っていたよりも温かくて、ビクッと肩を震わせた。



「柊さん、」



反射的に梶本くんの目を見る。
一瞬緩んだ彼の頬は、キュッと引き締まった。

そして徐々に近づいてくる、梶本くんの顔…


普段の優しい笑顔とは違って凄く真剣でまっすぐで、なんだか怖い…


ぎゅっと目をつむると

「‥目、赤いよ。夜更かしでもしたの?」



と、上から優しい声がふってきた。




怖かったはずなのに、目を逸らして手を離す彼に、さみしさを覚えた。