宮辺さんに案内された場所、それは……。
「でかっ!!」
さっきまでいた小屋とは比べものにならないくらい大きな建物だった。
「ここが、琴宮荘ですよ。20階まであるんです」
都会にあった高層ビルとはまた違う、どこかおしゃれなイメージの建物だ。
「ちなみに住人は、蒼井さん含めて78人くらいですね」
学校の一学年くらいいるんじゃないかな!?
唖然とする私の手を誰かがいきなりつかんだ。
「え!?」
「へー、あんたが今日から住むっていう人間か」
振り向くと、黒い服に黒い髪、そして黒い翼の生えた青年が浮いていた。
「キャー!!悪魔!!」
思わず私が悲鳴をあげると、宮辺さんが悪魔と私の手をほどいてくれた。
「いきなり脅かさないであげてください、クロ。まだ説明していないんですから」
「なんだ、まだしてねぇのかよ。仕方ねぇ。夜また会うのを楽しみにしてるぜ人間」
クロと呼ばれた悪魔は、空へ羽ばたいて消えた。
「な、何ですか今の」
「うん、ここの住人なんだ。今からその説明をするよ」
「でかっ!!」
さっきまでいた小屋とは比べものにならないくらい大きな建物だった。
「ここが、琴宮荘ですよ。20階まであるんです」
都会にあった高層ビルとはまた違う、どこかおしゃれなイメージの建物だ。
「ちなみに住人は、蒼井さん含めて78人くらいですね」
学校の一学年くらいいるんじゃないかな!?
唖然とする私の手を誰かがいきなりつかんだ。
「え!?」
「へー、あんたが今日から住むっていう人間か」
振り向くと、黒い服に黒い髪、そして黒い翼の生えた青年が浮いていた。
「キャー!!悪魔!!」
思わず私が悲鳴をあげると、宮辺さんが悪魔と私の手をほどいてくれた。
「いきなり脅かさないであげてください、クロ。まだ説明していないんですから」
「なんだ、まだしてねぇのかよ。仕方ねぇ。夜また会うのを楽しみにしてるぜ人間」
クロと呼ばれた悪魔は、空へ羽ばたいて消えた。
「な、何ですか今の」
「うん、ここの住人なんだ。今からその説明をするよ」
