「怖い……雅ちゃん、どうしたの………?」


「あああああ………はっ、はっ……はぁっっ……」




叫び疲れた私は、後ずさりをして私に距離を置こうとする


円に近づく。




ゆっくり、ゆっくり……





「きゃっ…!!!」




円はそう悲鳴を漏らすと、思いっきり走って、図書室から出て行った。




また、やってしまった。


多分、おそらく、確実に、


私は、また友達を失ったのだ。




私は、同じ間違いを、失敗を、過ちを、繰り返したのだ。




もう、戻れない。