最初で最後の口づけ

「え……」




驚いたってものじゃない。


仰天したってものじゃない。




だって、あんなに仲の良い二人が、


あんなにラブラブな二人が、


キスもしていない…?




私が、愛里を殺そうとしたとき、沖本君はそれを止めた。


愛里が、もっともっと沖本君を好きになっていてもおかしくない。


あの時、沖本君に助けてもらった瞬間、好きになりすぎて、


キスをしたっておかしくない。




なのに…。



なんで…?




愛里の考えていること、


わからないよ…。