-月曜日-




あっという間に月曜日になってしまっていた。




すっかり食欲もなくって、全然眠れなくって、


体調は全く優れない。




こうして歩いているのがやっとだ。




「どうしたの、雅?顔色悪いけど…」


「うん、平気だよ……」




平気なわけなかった。


足元は、フラフラだった。




だけど、私は自分の足で自分の教室へ行く。


正直、入りたくなかったけれど。




教室に入ると、真っ先に沖本君と目が合った。




「おはよう…」




ただ、私がそっと沖本君に恋していたときのように、


私は沖本君に挨拶をする。




そうすれば、前のような関係が取り戻せると思って。


そうすれば、金曜日のことは無かったことになると思って…。




そう、願って…。