「ねえ、雅…どうしちゃったの?


最近、雅、おかしいよ……………!」


「うっさい、黙れ!!


あんたが、沖本君に変なこと吹き込んだから、


沖本君は優しいのに、あんな酷いことを私に言わなくちゃならなく


なったんだよ!!


全部、あんたのせいだよ!!」


「雅…」




愛里は、体を震えさせている。


足もガクガクだ。


それと同時に、また愛里の髪が揺れ動く。




私は、もう耐えられなくなってしまった。




「!」