正直、羨ましい。


愛里になれたら、どれだけ幸せだろうかと思ってしまう。


愛里が羨ましい、愛里が憎たらしい、愛里が妬ましい…………!




私だって、沖本君と手を繋ぎたい。


沖本君と登下校したい。


沖本君と話したい。


沖本君とキスしたい。


沖本君と、沖本君と、沖本君と……………!




沖本君…………。




私は、愛里への嫉妬心が膨らんでいっていた。




もう、止められない。



止まれない。